各ビデオチップについて
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<ATI Technologies>
Radeon(Radeon 7200) | Radeon VE(Radeon 7000) | Radeon 7500
Radeon 8500(Radeon 9100) | Radeon 9000 & 9200
Radeon 9700 & 9500 | Radeon 9800 | Radeon 9600 & 9550
Radeon X800 | Radeon X600 | Radeon X300 | Radeon X850 | Radeon X700
Radeon X1800 | Radeon X1600 | Radeon X1300 | Radeon X1900
<NVIDIA>
GeForce | GeForce 2GTS | GeForce 2MX | GeForce 3 | GeForce 4MX | GeForce 4Ti
GeForce FX5800 & FX5700 | GeForce FX5600 | GeForce FX5200 | GeForce FX5900
GeForce 6800 | GeForce 6600 | GeForce 6200
GeForce 7900(7950) | GeForce 7800 | GeForce 7600 | GeForce 7300
<XGI>
SIS 315 | Xabre | Volari
<MATROX>
Millennium G400 | Millennium G450 | Millennium G550 | Parhelia-512 | Parhelia LX
<S3 Graphics>
◆ ATI Technologies
過去〜現在のビデオチップ
Mach64→3D Rage→Rage Pro→Rage 128→Rage 128 Pro→初代 Radeon(Radeon 7000)→Radeon 8500→Raden 9700→Radeon 9800→Radeon X800→Radeon X850→Radeon X1800→Radeon X1900
Radeonシリーズ内の性能(自己判断によるおおよその性能)
X1900XTX > X1900XT > X1800XT > X1800XL > X850XT PE > X800XT PE > X850XT > X800XT PCIEx > X800XL > X1600XT > X850Pro > X800Pro > X800GTO > X1600Pro > X800 > X800GT > X700Pro ≒ 9800XT > X1300Pro > 9800Pro 256MB ≒ 9800Pro ≒ X800SE > 9700Pro > 9800 > 9700 > X700 > X600XT > X600Pro ≒ 9600XT ≒ X1300 > 9500Pro > 9800SE > 9600Pro > 9500 > 9600 ≒ 8500 ≒ X300 ≒ 9200Pro > 9100 ≒ 8500LE ≒ 9000Pro > 9200 ≒ 9000 > 9600SE > 7500 > 7500LE > 9200SE > 7200 > 7000
<Rageシリーズ>
- Rage Pro
DAC内蔵でAGP2×に対応したチップで、発色は自然で画質もよく、古いGPUながら比較的高解像度まで使うことができる。
メモリはSDRAMで8MB程度の量しか搭載されてなく、3D性能はほとんどなく、2Dさえも遅い。
- Rage 128
Rage Proの後継チップでAGP2×、DAC内蔵、メモリは最大32MBまで搭載可能で、コアクロックが103MHz、メモリクロックも103MHz。基本的にRIVA TNTと同じくらいの性能がある。画質は赤みが強いが良好。しかしあまり高解像度には向かない。
通常版をRage128GL、メモリバス幅を半分(64bit)にし、DDR SDRAM対応にしたものをRage128VRという。Rage128VRではRage Pro程度の速度しか出ない。
- Rage 128 Pro
Rage128の後継チップではあるが、基本的な機能はあまりRage128と差がない。コアクロックは125MHzメモリクロックは143MHzでRage128より周波数が上がっているため、単純に速度が向上したような感じである。
AGP4×に対応した製品もあり、メモリはSDRAMで32MBまで搭載してある。画質はRage128と同じく良好で動画鑑賞にはかなりよい。TV出力機能がよくなっている。
当初はドライバの完成度が低く不具合が多かった。
- Rage Fury Maxx
Rage 128 Proを2つ搭載しているカード。2つのチップ両方が独立した32MBのメモリを持つ。コアクロックが135Mhzでメモリクロックは155MHz。
2つのチップが分散して処理を行うが、この機能は3D時にしか働かない。さらに、過剰なまでのCPU依存タイプで、アプリケーションによっての得手不得手が大きい。
画質はRage128と同等。しかし、ボード設計上Windows2000では2つのチップを両方使うことができず、ドライバが存在しない。よって実質Windows98でしか使えない。
ドライバの完成度が低く、不具合が多い。使いこなしの難しいカードである。設計そのものに無理があったようだ。
<Radeonシリーズ>
ちなみにRadeonシリーズのコードネームはR〜がハイエンドでRV〜がメインストリーム〜ローエンドにあたる製品になる。また、ビデオキャプチャー機能のついたものをAll in Wonder〜という。また、OpenGL用のカードをFireGL〜と言う。
基本的にRadeonは最後にSEがつくものはメモリバスが通常版の半分、LEがつくものは低クロック版、ProやXTがつくものは高クロック版となる。SEは基本的にすべて地雷となる。
Radeonシリーズの地雷、改造情報はATiWikiへどうぞ
- Radeon(後のRadeon7200)(R100)
いわゆる初代Radeon。コードネームはR100。
AGP4×、DDR SDRAM対応でハードウェアT&Lを搭載し、DirectX7に対応した。メモリ量が32MBのほうがメモリ、コアクロックともに166MHzで、64MBの製品は183MHz。
チップの性能はGeForce2 GTSと同等で、画質は比較的良好。後にRadeon7200と改称する。同名で128bitのSDRAMを使用したものなども存在する。
廉価版をRadeon LEという。Radeon LEはRadeonのZ-Buffer分のメモリ転送量を減らす機能(HYPER-Zと呼ばれる)を削減し、ダウンクロック(148MHz)したもの。PCI用も存在するが、そちらは64bitのSDRAMを搭載しているので非常に遅い。
- Radeon VE(後のRadeon7000)(RV100)
初代Radeonのメモリバス幅を64bitに制限し、ハードウェアT&Lを削った廉価版。ノートPCに使われているMobirity Radeonと同一のコアと思われる。
ハードウェアT&Lを削ったため、CPU依存度が高く、メモリも64bitなのでRadeonに比べるとかなり遅い。メモリ、コアクロックともに183MHz。後にRadeon 7000と改称。
新機能としてHydraVisionと呼ばれるデュアルディスプレイ機能を備える。
PCI用も存在するが、初代RadeonのPCI用と同じく64bit SDRAMで非常に遅い。
- Radeon 7500(RV200)
R100 Radeonの改良品でコアの製造プロセスを0.18μm → 0.15μmにシュリンクされており、クロックがかなりあげられている。
コアクロックが270MHz、メモリが230MHzの128bit DDRが使われており、さらにHydra Visionが使用可能になっている。対応APIはDirectX7。
画質、発色はRadeonシリーズの中では一番よいといわれている。
低クロック版のRadeon7500LE(コア:250MHz メモリ:160MHz)が存在する。また、ビデオキャプチャー機能が搭載されたRadeon All In Wonder 7500(コア:260MHz メモリ:180MHz)も存在する。
- Radeon 8500(後のRadeon9100)(R200)
R100コアの機能(ハードウェアT&L、HyperZなど)を改良し、Vertex Shader1.1とPixel Shader1.4を搭載し、DirectX8.1に対応した。
AGP4×、128bitのDDRに対応している。コア、メモリクロックは共に275MHz。ピクセルパイプラインは4本。
画質は良好だが、発色は過去のチップのものよりは弱めになっている。
低クロック版のRadeon 8500LE(コア、メモリ共に250MHz)やRadeon 8500LELE(コア、メモリ共に230MHz)が存在する。
後に8500の発色を自然にし、動画再生支援を強化し、コア、メモリクロックを250MHzにしてRadeon 9100と改称。
- Radeon 9000 & 9200(RV250&RV280)
R200コアを元に、VertexShaderとテクスチャユニットをR200の半分にしたもの。対応APIはDirectX8.1。
128bit DDRに対応している。発色はRadeon 8500より自然になり、扱いにくさもなりを潜めている。
Radeon9000シリーズの画質はいいが、Radeon9200シリーズ、特にRadeon 9200SEは安価な部品を使っているためノイズが多く、画質が悪い。
Radeon9000と9200の違いはAGPだけで、9000はAGP4×で、9200はAGP8×になる。また、Radeon9250を名乗るものもあるが、これは9200と同一品。
ノートにも使用されている。また、チップセット統合型グラフィックスのRadeon 9100IGPの3D性能が9200SE相当である。
高クロックのRadeon9000Pro(コア、メモリ共に275MHz)、Radeon9200Pro(コア、メモリ共に300MHz)、通常のRadeon9000(コア:250MHz メモリ:200MHz)、Radeon 9200(コア:250MHz メモリ:200MHz)、さらにメモリバス幅を64bitに制限し、クロックダウンしたRadeon 9200SE(コア:200MHz メモリ:166MHz)が存在する。Radeon 9200SEは非常に遅く、画質も悪いためあまりお勧めできない。
後に、Colorgraphic社からPCI Express×4/×8を採用し、Mobility Radeon 9000を2つ搭載し、4画面出力可能な製品(Xentera GT 4 PCI Express)も発売された。また、Mobility Radeon 9000を4つ搭載し、最大8画面に出力できる製品も存在する。
- Radeon 9700 & 9500(R300)
VertexShaderとPixelShaderをVer.2.0とし、DirectX9.0の機能をおおむねサポートした製品。8500までは搭載されていたハードウェアT&Lは搭載されず、VertexShaderでエミュレーションする形となる。
AGP8×、メモリバス幅は256bit、VertexShaderユニット4つ、PixelShaderユニット8つ、ピクセルパイプライン数8本で、64〜128MBのDDR SDRAMに対応している。
DirectX9の機能をサポートするのと、これだけの性能を出すのに膨大なトランジスタ量を必要とし、1億1千万トランジスタが0.15μmプロセスで集積されている。よって、発熱量と消費電力の問題から外部電源が必要となっている。
画質は以前と変わらず良好であるが、環境によって3D時に波型のノイズが乗ることがある。また、9700シリーズは台湾などの安いメーカー(PowerColorなど。ミドル〜ローエンドでは画質が悪い)でも純正品や他メーカー製をそのまま採用する場合が多く、画質に差異はない。
通常版のRadeon 9700(コア、メモリ共に:275MHz)と高クロック版の9700Pro(コア:325MHz メモリ:310MHz)。Radeon9700のメモリバス幅を128bitとした9500Pro(コア、メモリ共に275MHz)、ソフトウェア的にShaderユニットを半減した9500(コア、メモリ共に275MHz)からなる。
Radeon9500の中にはメモリバスが256bitのもの(Sapphire製でメモリが128MBかつメモリ配置がL字型になっているもの)があり、改造によって9700相当の性能を出すこともできる。また、そうでないものも改造ドライバなどで9500→9500Proにすることも可能。
- Radeon 9800(R350)
R300改良版で、F-bufferなどの機能を追加した。F-bufferとは無限長のシェーダーを実行可能にする機能のこと。
R300と同じく対応APIはDirectX9でAGP8×、メモリバスは256bit、ピクセルパイプラインは8本(ピクセルシェーダーユニット8機)、バーテックスシェーダーユニット4機をそなえる。メモリはDDRもしくはDDRUを128〜256MB搭載する。
R300のころにあった波型のノイズ問題は解消されている。画質は良好。
通常版のRadeon9800(コア:325MHz メモリ:310MHz)、高クロック版の9800Pro(128MB DDR版 コア:380MHz メモリ:340MHz、256MB DDRU版 コア:380MHz メモリ350MHz)、メモリバスとピクセルパイプラインを半減した9800SE(コア:325MHz メモリ:250MHz)がある。
9800SEにはメモリバスが256bitのものや、クロックが9800Proと同様のものが存在する(黄金版などと呼ばれる)が、最近は全く見ない。9800SEは改造ドライバなどによって普通の9800にすることもできるが高い確率でノイズが出る。さらに9800化に成功しなかった場合は、9600Pro以下の性能で発熱が倍以上になり悲惨なことになる。
R350をさらに改良しチップ温度を見れるようにした(OverDriveと呼ばれるが、メーカーによっては見れない場合もある)9800XT(R360)(コア:412MHz メモリ:365MHz)もある。最近はRadeon9800ProなどでもR360コアが使われている場合があり、9800XT化などができる場合もある。また、Sapphireの128MBの9800Proにはコア・メモリクロックが普通の9800と同様でメモリバスが128bitというひどい地雷があるので注意が必要。
消費電力(アイドル時/ゲーム実行時)
9800XT(38.22W/60.27W)、9800Pro(30.51W/47.25W)
- Radeon 9600 & 9550(RV350)
R300を0.13μmプロセスにシュリンクして低発熱化し、パイプラインを半減し、メモリを128bitDDRを最大256MBとした製品で、現在のATIのメインストリームに当たる。
AGP4×〜8×、DirectX9対応。(確か)コア電圧がほかの製品より低く、低消費電力で低発熱である。ATI製品の中でも画質がいい部類に入る。
性能、消費電力、画質、価格などのバランスが非常によく、まさしく万能に近いカードといえる。
通常版のRadeon9600(コア:325MHz メモリ:200MHz)、高クロック版の9600Pro(コア:400MHz メモリ:300MHz)、メモリバス64bitの9600SE(コア:325MHz メモリ:200MHz)が存在する。後にRV350コアにLow-kを採用しさらに低発熱高クロックとした9600XT(RV360)(コア:500MHz メモリ:300MHz)が登場した。
また、radeon9600Proと9600XTは搭載メモリ量によってもクロックが違う。9600Pro 128MB版は上記の通りであるがであるが、256MB版はメモリが200MHz。9600XTの128MB版は上記通り、256MB版はコア:450MHz、メモリ:275MHzとなっている。
本家サイトには非公式ではあるが、9600シリーズの低クロック版のRadeon 9550(コア:250MHz メモリ:200MHz)とメモリバスが半分(64bit)の9550SEが存在する。9550はRadeon9600と9600SEと置き換わったものになる。
消費電力(アイドル時/ゲーム実行時)
9600XT(9.07W/22.27W)、9600Pro(8.69W/18.38W)
- Radeon X800(R420)
R350の後継で0.13μmプロセスのLow-kを採用し、256bitメモリバスのGDDR3 SDRAMを256MB、AGP8×(R420)またはPCI Express×16(R423)、ピクセルパイプラインは最大16本、対応APIはDirectX9。
トランジスタ数が膨大で3D時の消費電力が大きい(Radeon9800XTと同程度)。しかし2D時には消費電力を抑えるようなつくりになっている。
メモリにGDDR3を使用することによって低消費電力&低発熱化を実現している。
ピクセルパイプライン数の倍増とクロックの向上により先代のハイエンドRadeon 9800XTの1.5〜2倍ぐらいの性能を持つ。X800SEでも先代ハイエンド並みの性能を持つ。しかし、現在のレンダリング技術ではその性能をフルに発揮できるほどのデータ量のやり取りをするゲームがない(と思う)ので性能がありすぎる感がある。
X800シリーズ(AGP用)にはパイプライン16本のX800XT PlatinumEdition(コア:520MHz メモリ:550Mhz)、パイプライン12本のX800Pro(コア、メモリ共に475MHz)が存在する。PCI Express用はパイプライン16本で、X800XT(コア、メモリ共に500MHz)とX800XT PlatinumEdition(上記と同じ)が存在する。
また、パイプライン8本のX800SE(コア:425MHz メモリ:350MHz)が存在する。初めは市販されずOEMのみだったが、現在は他メーカー(Sapphireなど)からも発売されている。
<追加情報1>
後に、R420を0.11μmプロセスにシュリンクし、R430として16パイプラインのRadeonX800XL(コア:400MHz メモリ:500MHz)と12パイプラインのRadoenX800(コア:400MHz メモリ:350MHz)の2製品も投入された。
ちなみにインターフェースは共にPCI Expressであるが、AGP版(PCI Express→AGPブリッジチップで対応)も発売されている。
RadeonX800XLがGeForce6800GT、X800が6800に対抗する製品として投入され、価格帯も性能も似たようなところである。
<追加情報2>
また、後にRadeon X800シリーズの最下位モデルとなる、Radeon X800GT(コア:475GHz メモリ:490GHz)も発売された。このX800GTは、ピクセルパイプラインがX800XTの半分の8本になっている。その他のスペックはX800XTと同じである。値段が2〜2.5万円ぐらい(2005年8月半ば)であり、X700Proと同じぐらいの値段で、メモリバスがX700Proの倍あるので、非常にコストパフォーマンスが高い。
<追加情報3>
さらに後にX800GTの上位となるRadeonX800GTO(コア:400MHz メモリ:490MHz、6VertexShader、12ピクセルパイプライン)が発売された。メモリは128MB版(メモリ350MHz)と256MB(最大1GHz)の2通りが用意されている。メーカーによってクロックの低いものもあるので注意が必要。
また、X800GTOにはSapphireのX800GTO2 LimitedEditionという製品もある。このGTO2という製品はツールを使って改造BIOSを入れることによってRadeon X850XTと同程度の性能が引き出せるというもので、値段も他社のX800GTO製品より高くなっている。
つまり、R480コアが使われているX800GTO2の場合には、改造BIOSでピクセルパイプラインを16本にし、クロックアップすることでX850XT化できるということである。ただし、改造は自己責任なので注意が必要。
消費電力(アイドル時/ゲーム実行時)
X800XTPE(17.62W/63.23W)、X800Pro(15.1W/48.2W)
- Radeon X600(RV380)
RV360をベースにインターフェースをPCI Expressにネイティブに対応させ、同時に高クロック化した製品。
基本的な性能はRV350と同じでメモリバスは128bitのDDRを最大256MB、パイプラインは4本、0.13μmプロセスのlow-kで対応APIはDirectX9。
X800シリーズにはインターフェースがAGP用とPCI Express用とが混在するが、X600シリーズではPCI Expressのみの製品となる。
ATIのPCI Express製品の中のメインストリームに当たり、性能、価格、発熱のバランスがよくいが、9600シリーズと比べると値段が少し高め。また、新たにRadeon X700が発売されるらしいので、X700の値段にもよるが買うには少し時期が微妙かも知れない。ちなみに性能はX700>>X600。
通常版のRadeon X600 Pro(コア:400MHz メモリ:300MHz)、高クロック版のX600 XT(コア:500MHz メモリ:370MHz)が存在する。
- Radeon X300(RV370)
RV360をベースにインターフェースをPCI Expressにネイティブに対応させた製品で、RV360をシュリンクすることによって低コストで製造できるようにした。
基本的な性能はRV360と同じで、メモリバスは128bitのDDRを最大256MB、パイプラインは4本、対応APIはDirectX9。シュリンクされ、製造プロセスが0.11μmのlow-kになったのでさらに低発熱低消費電力化されている。
X300シリーズではX600シリーズと同様にインターフェースがPCI Expressの製品のみになる。
ATIの製品の中でローエンドに当たり、3D性能のあまりいらない人向け。実際の性能はRadeon 9600相当。しかし、ファンレス製品がなく、小型のファンが搭載されている製品がほとんど。
通常版のRadeon X300(コア:325MHz メモリ:200MHz)、メモリバスを64bitとしたX300SE(コア:325MHz メモリ:200MHz)が存在する。
<追加情報1>
また、後にX600とX300の中間に位置するX550(コア:400MHz メモリ:250MHz)も発売された。メーカーによってはメモリクロックが高い(750MHz)の製品などもある。
X550にはメモリ128MBと256MBが用意され、ロープロファイル対応(64bit)もある。ロープロファイル対応でない製品は128bitである。
また、CATALYST 5.6のINFファイルでは、X300とX550が同じモジュールを呼び出す記述になっており、このことからコアの機能的にはX300シリーズとほぼ同等であると思われる。
- Radeon X850(R480)
R420を高クロック化+αした製品。PCI Expressにネイティブに対応し、AGP版は発売されない。後にAGP版も発売された。
メモリバス、メモリ量、メモリの種類やパイプライン数、製造プロセスなどのスペックはR423と同じ。
R420と違い、SMARTSHADERのバージョンが2.1となった。また、X850XT PEとX850XTはインターフェースがデュアルDVI-I+TV出力となっている。
リファレンスカードは直下のPCIスロットを占有する2スロットタイプのカードでブロアーファンを使用した冷却となっている。
ピクセルパイプラインが16本のRadeon X850XT PlatinumEdition(コア:540MHz メモリ:590MHz)とX850XT(コア:520MHz メモリ:540MHz)、パイプラインが12本のX850Pro(コア:520MHz メモリ:540MHz)が存在する。
R423に対してほとんどクロックが上がっただけなので、性能もあまり差が無い。R423よりも多少速い程度である。
<追加情報1>
また、後にATIはNVIDIAのSLIに対抗し、マルチGPUプラットフォームである「CrossFire」を登場させた。CrossFireはNVIDIAのSLIと同じく2枚のGPUを1つのマザーボードに接続し、処理能力を向上させるものである。
NVIDIAのSLIが基本的に同じチップ、ベンダーである必要性があるのに対し、ATIのCrossFireは異なるベンダーでも動作可能である。
CrossFireのビデオカードにはマスターとスレーブがあり、それぞれRadeon X800/850のCrossFire Editionと通常のX800/850が対応する形となる。つまりCrossFire Editionのカードと通常のカードが1枚ずつ必要となる。
また、X800/X850でそれぞれで異なるスペック(つまりX850のCrossFireとX850PEでもX850のCrossFireとX850PROでも可)でも動作することができる。
消費電力(3DMark05 Game3/X-bit labs調べ)
X850XT PE(71.6W)
- Radeon X700(RV410)
R420をシュリンクとパイプラインの半減などにより低価格低消費電力化したメインストリーム向けの製品。
製造プロセスはLow-kの0.11μm、メモリバスは128bit、ピクセルパイプラインは8本、バーテックスパイプラインはX800と同じ6本、メモリはGDDR3またはDDR SDRAMを128〜256MB、PCI Express 16×、対応APIはDirectX9.0
メインストリーム向けであるが先代ハイエンドのRadeon9800と同等以上の性能をもち、かなりコストパフォーマンスに優れる。また、消費電力も少ないので値段・性能・発熱のバランスがよい。
同世代のNVIDIAのメインストリーム向けのGeForce6600と同等の性能をもち、共に発熱も少なく、コストパフォーマンスに優れるが、GeForceの方が値段が安めである。共にかなりバランスがよい。
クロックの違いによってRadeonX700(コア:400MHz メモリ:350MHz)、X700Pro(コア:420MHz メモリ:432MHz)がある。X700XTはX800と価格帯が重なるため生産中止になったもよう。
実際の性能ではRadeonX700がRadeon9600XTぐらいでRadeonX700XTがRadeon9800XTぐらいの性能を持つ。
<追加情報1>
後に最下位モデルのRadeon X700SE(コア:400MHz メモリ:250MHz、ピクセルパイプライン4本)も発売となった。ただし、国内でこのチップを搭載しているのはCanopusのみであるようだ。
また、Radeon X700LEというチップは一見X700の下位に見えるが、正式なスペックは不明。Sapphireのサイトではピクセルパイプラインが6本である。8パイプのままでメモリクロックが250MHz(500MHz)という話もある。しかし、ASUSの「EAX700/TD/128M」はチップがX700LEであるがX700とまったく同じスペックである。逆にPowerColorの「X7-D2T-P256D」はピクセルパイプラインが6本である。
X700の中にはメモリクロックが250MHzのものもあり、その製品がX700LEなのかもしれない。特別安いわけではないのでX700LEは避けるべきである。
- Radeon X1800(R520)
R480からアーキテクチャを一新し、NVIDIAのGeForce7800に対抗する、R480の後継モデル。
製造プロセスは0.09μm、256bitメモリバス(内部512bit)のGDDR3 SDRAMを最大512MB、PCI Express×16にネイティブに対応し、ピクセルパイプラインは16本、バーテックスシェーダーユニットは8つ、テクスチャユニット及びROP(レンダバックエンド)ユニットは16個。
今までのRadeonシリーズと違い、GeForce6〜シリーズと同じくShader Model 3.0(Pixel Shader3.0&Vertex Shader3.0)に対応している。
また、ピクセルシェ−ダーのマルチスレッド処理機能である「Ultra-Threading」、メモリ同士を2本の256bitバスで接続するメモリコントローラーの「Ring Bus」、動画再生支援機能の「AVIVO」などの新技術が採用されている。
Radeon X800、X850シリーズで可能である、マルチGPUプラットフォームである「Cross Fire」にも対応している。
3億を超える膨大なトランジスタ数と高クロック化により、消費電力・発熱ともに膨大である。100W以上電力を消費するようだ。
X1800シリーズには、高クロック版のRadeon X1800 XT(コア:625MHz メモリ:750MHz)、低クロック版のX1800 XL(コア:500MHz メモリ:500MHz)が存在する。
X1800XTには2スロット占有するタイプの大型のクーラーが搭載されている。X1800XLは1スロットタイプのものである。
また、出力コネクタは共にデュアルDVI+TVである。
ピクセルパイプライン数はGeForce7800シリーズよりも少ないが、ベンチマークでは7800を上回る結果を出している。新アーキテクチャにより、少ないパイプライン数でも性能を出すことが出来、高クロック化が可能になった。
ちなみに先代ハイエンドのRadeon X850XTの1.5倍前後の性能がある。特に高解像度・高負荷になるほど性能差が大きくなる。
NVIDIAのSLIを抜かせば単体のカードとしては最速クラスであるが、値段が非常に高い。発売当初(2005年11月)でX800XTが8万円前後する。しかし、低クロック版のX1800XLは5万円前後なのでコストパフォーマンスが高い。
<追加情報1>
後に、X1800シリーズ最下位モデルとなるRadeonX180GTO(コア:500MHz メモリ:500MHz)が発売された。
X1800GTOはコア/メモリクロック、バーテックスシェーダーユニット数、ROPユニット数はX1800XLと同じであるが、ピクセルパイプラインだけが12へと削減されている。その他の機能などは他のX1800シリーズと同じ
GeForce7600GTへの対抗として発売されているため、ハイエンドでなくミドルレンジの価格帯(2万円台)である。よってX1600XTの替わりとなる、ミドルレンジの製品である。
また、X800GTOの時と同様に、SapphireからX1800GTO2という製品も発売されている。このGTO2はDDR3メモリを512MB搭載しており、クーラーも2スロット占有型となっている。
見た目はX1800XTと同じであるが、このGTO2がXTやXLと同等にできるかは不明である。また、GTO2はGTOと比べて値段も高めである。
消費電力(3DMark05 Game3/X-bit labs調べ)
X1800XT(112.2W)、X1800XL(59.2W)
- Radeon X1600(RV530)
DirectX9.0c、ShaderModel3.0に対応したRadeon X1000シリーズのミドルレンジモデル。
製造プロセスは0.09μm、128bitメモリバス(内部256bit)のGDDR1/2/3 SDRAMを最大512MB、PCI Express×16にネイティブに対応し、ピクセルパイプラインは12本、バーテックスシェーダーユニットは5つ、テクスチャユニット及びROP(レンダバックエンド)ユニットは4つ。
X1800と比べ、ピクセルパイプライン、バーテックスシェーダーユニットは減らされているが、機能の制限はない。よって「Ultra-Threading」や「AVIVO」、256bitの「Ring Bus」が使用できる。
また、X1300と同様に変換ブリッジによってAGPにも対応する。
X1800やX800と同様にマルチGPUプラットフォームの「CrossFire」にも対応している。X1600ではX1300と同様に対応ドライバーを使うことによって、CrossFire Editionのカードを使わずにX1600カード2枚でCrossFireが実現できる。
高クロック版のRadeon X1600XT(コア:590MHz メモリ:690MHz)、通常版のX1600Pro(コア:500MHz メモリ:390MHz)が発売されている。
X1600XT、Proともにファンレスではなく、ファンがついている。リファレンスではX1300Proと同じクーラー、ファンが使用されている。また、出力コネクタはX1600XTではデュアルDVI+TV、X1600ProではDVI+VGA+TVとなっている。
また、X1600XTにはGDDR3、X1600ProにはGDDR2が使われる傾向が多い。GDDR3の場合、カード裏面にメモリチップが搭載されてなく、前面のみの4つである。GDDR2の場合は裏面にもメモリチップが搭載されており、両面で8つのメモリチップが搭載されている。GDDR3、GDDR2共にメモリチップ数は違うがバス幅は128bitである。
また、GDDR3の方が高速であるので注意が必要。玄人志向の「RX1600XT-E2HW」とXIAiの「XIAiX1600XT-DV256」はチップはX1600XTであるがGDDR2を搭載し、メモリクロックが400MHzであるので特に注意が必要である。
しかし、後に2つのメーカーは共にメモリがGDDR3でメモリクロックがリファレンスと同じ(690MHz)のものを発売した。玄人志向の「RX1600XT-E2HWS」とXIAiの「XIAiX1600XT-DV256 DDRIII」はリファレンスと同じ仕様である。
消費電力は少し高いが性能は非常に高い。RadeonX800XL〜X800と同等ぐらいの性能を持つと思われる。よってコストパフォーマンスは高い。しかし、筆者的にはX1600の登場で値段の下がったX700シリーズも捨てがたいと思う。
消費電力(3DMark05 Game3/X-bit labs調べ)
X1600XT(41.6W)
- Radeon X1300(RV515)
DirectX9.0c、ShaderModel3.0に対応したRadeon X1000シリーズのローエンドモデル。
製造プロセスは0.09μm、128bitメモリバスのGDDR1/2/3 SDRAMを最大512MB、PCI Express×16にネイティブに対応し、ピクセルパイプラインは4本、バーテックスシェーダーユニットは2つ、ROP(レンダバックエンド)ユニットは4つ。
ピクセルパイプライン、バーテックスシェーダーユニットは減らされているが、機能の制限はない。よって、X1800に書いてある「Ultra-Threading」や「AVIVO」なども使用できる。ただし、X1300では「Ring Bus」は使用できない。
また、変換ブリッジを使用することによってAGPにも対応する。
RadeonX1300には高クロック版のX1300Pro(コア:600MHz メモリ:400MHz)、通常版のX1300(コア:450MHz メモリ:250MHz)、HyperMemoryを採用したX1300 HyperMemory(コア:450MHz メモリ:500MHz)の3製品がATIから発表されている。
HyperMemoryとはRadeonX300で採用されていた技術でボード上には32MB程度のメモリしか搭載しない代わりにメインメモリを最大128MB使うことでコストを抑えたもの。また、X1300のHyperMemoryはメモリバスが32bit〜128bitのものがある。
また、ATI未発表のRadeon X1300LEを搭載したビデオカードが玄人志向から発売されている。X1300LEはメモリバスが64bit(コア:450MHz メモリ:533MHz)でメモリ256MBのものと、128bit(コア:450MHz メモリ:500MHz)でメモリ512MBのものがあるので注意が必要。
ローエンドであるがX1300Pro、X1300は接続ケーブル無しでCrossFire動作が可能である。また、X1800などと違い、X1300を2枚導入するだけでCrossFire動作が可能である。
X1000シリーズのローエンドであるが、コアクロックが高いため、発熱が多い。特にX1300Proはファンレスにするとヒートシンクがかなり熱くなる。
<追加情報1>
また、後に最上位モデルとなるX1300XT(コア:500MHz メモリ:400MHz)が発売された。
X1300XTは他のX1300シリーズと違い、ピクセルシェーダーが12、バーテックスシェーダーが5へ増加している。また、トランジスタ数もX1600シリーズと同じとなっている。
X1300XTはX1600Proとクロックがほぼ同じであり、シェーダー数も同じなのでX1300XTはほぼX1600シリーズと言える。
その他の仕様はX1300シリーズと同じである。また、リファレンスカードでは、ほぼカード全体を覆うヒートシンクとファンが使用されている。
消費電力(3DMark05 Game3/X-bit labs調べ)
X1300Pro(30.6W)
- Radeon X1900(R580)
R520(Radeon1800)の上位モデルとなるGPU。基本的な機能はR520と同じ。
R520との大きな違いはピクセルシェーダーユニットの数で、R520では16だったが48へ増加された。
ピクセルパイプライン(16)やバーテックスシェーダーユニット数(8)、製造プロセス(0.09μm)、対応メモリ(GDDR3)、メモリバス(256bit)、ROPユニット(16個)はR520と同じである。また、
また、従来通りテクスチャユニットが分離しているが、R520で1フェッチあたり1テクセルを参照できたのに対し、R580では1フェッチあたり4テクセル参照できる。
これによりテクスチャフェッチにともなるメモリアクセスが発生して性能向上の足かせになることを回避している。
R520に対しさらにクロックが上がり、発熱と消費電力がR520より高く、かなり膨大になっている。
1枚で使用時には450W電源で12Vが30A、CrossFire使用時には550W電源で12Vが38Aの容量のものが推奨されている
R520と違い、R580シリーズのリファレンスカードは全て2スロット占有タイプの大型クーラーが搭載されている。ちなみにこのクーラーはRadeonX1800XTと同じタイプである。
最上位のX1900XTX(コア:650MHz メモリ:775MHz)、下位モデルのX1900XT(コア:625MHz メモリ:725MHz)が存在する。また、CrossFireのプライマリ用のX1900 CrossFire Edition(X1900XTと同クロック)とTVチューナー搭載のAll-In-Wonder X1900もラインナップされている。
Radeon X1800XTに対し、2〜3割ほど性能が上がっている。
<追加情報1>
後に最下位モデルとなる、X1900GT(コア:575MHz メモリ:600MHz)も発売された。
X1900GTはX1900XTX、X1900XTと比べ、ピクセルシェーダーユニットが36へ、ROPユニットが12へ削減されている。バーテックスシェーダーユニットやメモリバスなどのスペックは同じである。
また、リファレンスカードも2スロットタイプではなく、1スロットタイプのものとなっている。また、ファンの駆動音も2スロットタイプよりも静かである。
搭載メモリも512MBではなく、256MBとなっており、NVIDIAのGeForce7900GTに対抗する位置付けであるようだ。
◆ NVIDIA
過去〜現在のビデオチップ
RIVA128→RIVA TNT→RIVA TNT2→GeForce256(初代GeForce)→GeForce2→GeForce3→GeForce4→GeForce FX5800→GeForce FX5900→GeForce 6800→GeForce 7800→GeForce 7900
GeFoeceシリーズ内の性能(自己判断によるおおよその性能)
7800 GTX SLI > 7800GT SLI > 6800 Ultra SLI > 6800GT SLI > 7800 GTX > 6800 SLI > 7800GT > 6800Ultra > 6800GT ≒ 6600GT SLI > 6800 > 6600GT > FX5950 Ultra > FX5900 Ultra > FX5800 Ultra > 5900 > 5900XT > FX5800 > 6600 > FX5700 Ultra > 4Ti4600 > 4Ti4400 > FX5700 ≒ 6200 > 4Ti4200 > FX5600 Ultra > 3Ti500 > FX5600 > 3Ti200 > FX5200 Ultra > 4MX460 > FX5200 > 4MX440 > FX5600XT > 2GTS > 5200(メモリバス64bit) > 256(DDR)> 4MX 4000 ≒ 4MX 440SE ≒ MX420 > 2MX400 > 2MX > 256(SDRAM) > 2MX200
<GeForce(初代〜4)シリーズ>
GeForceシリーズのコードネームは1の桁が0か5がハイエンドで1か6がミドルレンジそれ以外は改良版などにあたる。また、OpenGL用のカードをQuadoroと言う。
GeForceシリーズの改造、地雷情報などはNVIDIAすれテンプレまたは低価格ビデオカードスレテンプレのその他データなどを参考にしてください。
- GeForce256(NV10)
いわゆる初代GeForce。コードネームはNV10。
ハードウェアT&Lを搭載し、DirectX7に対応した。メモリバス128bitのDDR SDRAMまたはSDRAMメモリを最大64MB(ほとんどが32MB)搭載可、AGP 4×にも対応。
画質は悪く、特に高解像度のときに文字がにじんだりする場合がある。また、発色は暗め。しかし、GeForceのカードベンダの中でもCanopusだけは別で、高速で高画質だった。
出た当初は他のチップと比べてかなり速く、同世代のものの中では群を抜く性能を誇る。
SDRAM版GeForceはコア120MHz、メモリ166MHz。DDR SDRAM版はコア120MHz、メモリ150MHz。SDRAM版のほうがメモリクロックが速いがメモリがSDRAMなのでDDR版よりはるかに遅い。
- GeForce2GTS(NV15)
初代GeForceの順当な後継品。GTSとはGigaTexelから由来している。初代の機能の微修正、追加と動作クロックが向上している。
AGP4×、メモリバスは128bitのDDR SDRAMを32〜64MB、対応APIはDirectX7。
画質は初代の頃とあまり変わらなく、高解像度ではあまり実用に耐えない。発色は暗め。しかし相変わらずCanopusだけは別格。
通常版のGeForce2GTS(コア:200MHz メモリ:166MHz)、デュアルディスプレイ機能を搭載したGeForce2Pro(コア、メモリ共に200MHz)、2Proの高クロック版のGeForce2Ultra(コア:250MHz メモリ:230MHz)、改良版のGeForce2Ti(コア:250MHz メモリ:200MHz)が存在する。
以下に説明するGeForce2MXと言う廉価版も存在するが、GeForce2GTSシリーズよりはるかに遅いので注意が必要。
- GeForce2MX(NV11)
GeForce2GTSの描画パイプラインを半分にし、メモリバスを128bit SDRAM又は64bit DDR SDRAMに制限した廉価版。AGP4×。
デュアルディスプレイ機能を搭載している。画質はGeForce 2GTSよりはいいが、あまりよくない。しかしCanopusだけは高画質。
現在のチップと比べると3D性能はほとんどないが、値段がかなり安い。出た当時は他社の主力製品よりも速く、コストパフォーマンスが高かった。
通常版のGeForce2MX(コア:175MHz メモリ:166MHz)、高クロック版のGeForce 2MX400(コア:200MHz メモリ:166MHz)、メモリが64bit SDRAMに制限されたGeForce 2MX200(コア:175MHz メモリ:166MHz)、32bit DDR SDRAMに制限されたGeForce 2MX 100(コア:175MHz メモリ:166MHz)が存在する。
GeForce2MXシリーズの中でも2MX 100と2MX 200はかなり遅いので注意が必要。
- GeForce3(NV20)
PixelShader1.1とVertexShader1.1を搭載しDirectX8.0に対応した。128bitのDDR SDRAM、AGP4×に対応。
PixelShader、VertexShaderを搭載するが、ハードウェアT&Lも搭載されている。
画質は今までのGeForceシリーズと同じくらいだが、相変わらずCanopusだけは別格。
通常版のGeForce3(コア:200MHz メモリ:230MHz)、改良・高クロック版のGeForce3 Ti500(コア:240MHz メモリ:250MHz)、低クロック版のGeForce3 Ti200(コア:175MHz メモリ:200MHz)が存在する。
- GeForce4MX(NV17)
GeForce2MXをシュリンクして低発熱高クロック化し、128bitのDDR SDRAMにも対応した製品。インターフェースはAGP 4×またはPCI、対応APIはDirectX7。
従来のデュアルディスプレイ機能を改良したnViewという機能を持つ。また、アンチエイリアシング時のパフォーマンス強化技術やメモリの帯域向上技術が組み込まれている。
高クロック版のGeForce4 MX460(コア:300MHz メモリ:275MHz)、128Bit DDRの4MX440(コア:270MHz メモリ:200MHz)、64bit DDRまたは128bit SDRAMの4MX420(コア:250MHz メモリ:166MHz)が存在する。
後にAGP 8×に対応しNV18となったGeForce4 MX440 8×(コア:275MHz メモリ:250MHz)と64bit DDRの4MX440SE(コア:270MHz メモリ:183MHz)が登場。さらに64bitでも128MBのメモリが搭載できる4MX4000(コア:275MHz メモリ:200MHz)も登場。
結構低発熱だが、3D性能はあまりない(GeForce FX5200〜Radeon 9200くらい)。また、4MX420、4MX440SE、4MX4000はメモリバスが64bitなのでかなり遅い。
- GeForce4Ti(NV25)
PixelShader1.3によってDirectX8.1に対応したGeForce3の改良品。AGP 4×、128bitのDDR SDRAM対応、ピクセルパイプライン数は4本、VertexShaderはGeForce3の倍の2つ、製造プロセスは0.15μm。
GeForce4MXシリーズで追加された機能が使用可能になっている。また、アンチエイリアス時の速度向上などもなされている。
GeForce3と比べ、完成度が高くなっている。基本的に、DirectX8世代のGPUとしては最速のチップである。さらに、ドライバの完成度も高く、安定かつ高速。
クロックの違いによってGeForce4 Ti4200 64MB(コア、メモリ共に250MHz)、Ti4200 128MB(コア:250MHz メモリ:222MHz)、Ti4400(コア、メモリ共に275MHz)、Ti4600(コア:300MHz メモリ:325MHz)がある。
後にAGP 8×に対応しNV28にアップデートされ、。Ti4200-8×、Ti4800SE(Ti4400)、Ti4800(Ti4600)となった。
3Dの速度的にはRadeon 9600Pro相当の速度を持ち、現在でもミドルレンジレベルの性能を持つ。
<GeForceFXシリーズ>
FXシリーズは従来と違い、画質がかなりよくなっている。また、リファレンスデザインのボードしか存在しないためメーカーによる画質の差異が少ない。
Radeonシリーズより発熱、消費電力は多い(ロー〜ミドルまで)が耐熱性と、オーバークロック耐性が高い。しかし、同価格帯のコストパフォーマンスはRadeonシリーズのほうが高い。
- GeForceFX5800 & FX5700(NV30&NV36)
PixelShader2.0とVertexShader2.0により、DirectX9に対応した製品。0.13μmプロセスで製造されている。AGP8×、ピクセルパイプライン数は4本で128bitのDDR SDRAMUを搭載する。基本的な機能はNV25と同じ。
メモリバスが128bitしかないため、特に高解像度での処理時に速度が出ない。
通常版のGeForce FX5800(コア:400MHz メモリ:400MHz)と高クロック版のFX5800 Ultra(コア:450MHz メモリ:500MHz)が存在する。
FX5800UltraにはFXflowと呼ばれる、AGP直下のPCIバスを潰すファンが取り付けられている。このファンが高負荷時に凄まじい騒音であり、さらに非常に発熱が酷く、短命に終わった。
FX5800は商業的に失敗に終わり、NVIDIAのホームページ上からも削除されている。(つまり初めから無かった物とされている)
後に、改良しテスクチャユニットを半減し、FX5700 Ultra(コア:475MHz メモリ:450MHz)、GeForceFX5700(コア:425MHz メモリ:275MHz)、FX5700LE(コア:250MHz メモリ:200MHz)として再登場した。また、FX5700 Ultraの後期型はGDDR3を搭載しさらに高速低発熱となった。
また、PCI Expressに対応したGeForce PCX5700シリーズも存在する。
しかし、作者的には後述するFX5900XTの値段がかなり下がってきているのでFX5700 Ultraを買うメリットはあまりないと感じられる。
消費電力(アイドル時/ゲーム実行時)
5700Ultra(24.21W/46.4W)、5700(10.16W/24.61W)
- GeForceFX5600(NV31)
NV30のテクスチャユニットを半減した、一部機能を削ったメインストリーム向けの製品。基本的な機能、仕様はNV30と同一。
AGP 8×、メモリバスは128bitのDDR SDRAMで、ピクセルパイプラインは4本、製造プロセスは0.13μm。
通常版のGeForce FX5600(コア:325MHz メモリ:275MHz)、高クロック版のFX5600 Ultra(コア:350MHz メモリ:350MHz)が存在し、後にFX5600 Ultraはより高速化され(コア、メモリ共に400MHz)、メモリバスが64Bit仕様のものが多いFX5600 XT(コア:235MHz メモリ:200MHz)が追加された。
性能はGeForce FX5800の2/3ぐらいであるが、後から登場したFX5700のほうが高速でコストパフォーマンスが高いのでFX5600を買うメリットはあまりないと作者は感じる。また、FX5600 XTはメモリバスが64bitで低速なので注意が必要。
- GeForceFX5200(NV34)
NV30のパイプラインを半減し、その他Z圧縮やアンチエイリアスなどの機能を削除したローエンド向けの製品。その他の基本的な仕様や機能はNV30と同じ。
AGP 8×、ピクセルパイプラインは2本、メモリバスは128bitのDDR SDRAM、製造プロセスは0.15μmで対応APIは一応DirectX9。しかし、実用的な速度を出すには演算器が全く足りないと思われる。
製造が0.15μmプロセスであるため、ファンレス製品もあるが発熱がかなり多い。
通常版のGeForce FX5200(コア:250MHz メモリ:200MHz)、高クロック版のFX5200 Ultra(コア、メモリ共に325MHz)が存在する。また、FX5200にはメモリクバスが64bitの地雷がかなり多く存在する。後にFX5200のコアクロックを270MHzにあげてFX5500と改称。
速度的には単純に低速と言って差し支えない程度で、アプリケーションによってはGeForce 4MXより遅いことも珍しくない。特に64bitの製品は初代GeForceや初代Radeon程度の性能しかなく注意が必要。基本的に、64bit地雷は128bitよりも値段が2000円ほど安い。
3D性能がいらず(2Dのみで)、画質がよく、安定するGPUがほしい人向け。単純に性能が足りないため、3Dゲームには向かない。
- GeForceFX5900(NV35)
NV30の後継チップで、メモリバスがFX5800のときの倍の256bitのDDR SDRAMとなっている。AGP 8×、ピクセルパイプラインは4本、製造プロセスは0.13μm、最大搭載メモリは256MB。
新たに影の質感を向上させるUltraShadowやテクスチャ圧縮といった機能が搭載されている。その他の基本的な機能はNV30と同じ。
FX5800よりも発熱、冷却、静音性が改善され、常識的なものになっている。FX5800のときに不評だったFXflowは採用されていない。
高クロック版のGeForce FX5900 Ultra(コア:450MHz メモリ:425MHz)、通常版のFX5900(コア:400MHz メモリ:425MHz)、低クロック版のFX5900 XT(SE、LXとも呼ばれる)(コア:400MHz メモリ:350MHz)が存在する。ただし、メーカーによってクロックが違う場合があるので注意が必要。
後に、少し改良を加え、クロックを上げてNV38となったFX5950(コア:475MHz メモリ:475MHz)が追加された。
また、PCI Expressに対応した、GeForce PCX5900シリーズも存在する。
性能的には十分高速であるが、消費電力も多い。FX5900XTがRadeon9700以上の性能を持ちつつ、値段が下がってきているためかなりコストパフォーマンスが高い。しかし、一昔前のFX5900XTは発火事件があったため中古などには注意が必要。
消費電力(アイドル時/ゲーム実行時)
5950Ultra(20.43W/73.54W)、5900Ultra(26.82W/59.17W)
- GeForce 6800(NV40)
Pixel Shader3.0とVertex Shader3.0によってDirectX9.0cに対応したNV40のコードネームで知られるNVIDIAのチップ。
インターフェースはAGP 8×orPCI Express×16、ピクセルパイプラインは16本、製造プロセスは0.13μm。256bitのGDDR3を採用。メモリがGDDR3なので、高速かつ低発熱を実現している。
メモリは低発熱なのだが、GPUコア自体が2億2千万ものトランジスタ数を持つため、かなり発熱、消費電力が大きい。PrescottのPentium4と組み合わせると400W電源で足りないほどと言われる。また、外部電源が2系統必要となる。
性能はRadeon X800XTと同程度〜少し上回る程度だが、X800と同様に現在のレンダリング技術が追いついてないので性能がありすぎる感がある。
高クロック版のGeForce 6800Ultra(コア:400MHz メモリ:550MHz)、低クロック版の6800GT(コア:350MHz メモリ:500MHz)、ピクセルパイプラインが12本でDDRの6800(コア:325MHz メモリ:350MHz)が存在する。
また、6800Ultra、6800GT、6800、6600GTは2枚の同じチップ、ベンダのカードを1つのマザーボードに刺すことにより倍近い処理速度を実現するというSLIテクノロジーを搭載している。
上記の中でも6800GTは6800Ultraよりもクロックが低いだけなのでコストパフォーマンスがかなり高い。6800シリーズは6800Ultraを除いてRadeon X800シリーズよりもコストパフォーマンスが高い。
6800Ultraには、2スロット分を使う大型のクーラーが使われるが、6800GTと6800には、1スロット分で済むような物が使われる。しかし、発熱が大きいので直下のスロットは空けておいたほうがよいと思われる。
<追加情報1>
後に6800GTと6800の間に位置するGeForce6800GS(コア:425MHz メモリ:500MHz、5VertexShader、12ピクセルパイプライン)、最下位モデルのGeForce 6800LE(コア:325MHz メモリ:300MHz、4VertexShader、8ピクセルパイプライン、128MBDDR)、6800LEの上位のGeForce6800XT(コア:325MHz メモリ:350MHz、4VertexShader、8ピクセルパイプライン、128MBDDR)も追加された。
6800LEと6800XTは値段が安く、非常にコストパフォーマンスが良い。
消費電力(アイドル時/ゲーム実行時)
6800Ultra(29.28W/72.09W)、6800GT(23.41W/55.39W)、6800(16.96W/38.88W)
- GeForce 6600(NV43)
NVIDIAのメインストリーム向けの製品でNV40と比べてメモリバスとパイプライン数が半分になっており、低価格で低消費電力化されている。
製造プロセスはLow-kの0.11μm、メモリバスは128bit、メモリはDDR又はGDDR3を128又は256MB、ピクセルパイプラインは8本、バーテックスユニットは3、PCI Expressにネイティブに対応、対応APIはDirectX9。
ATIのRadeonX700と同じく、先代ハイエンドのGeForce5900と同等以上の性能をもち、性能は高いが低発熱であり、かなりコストパフォーマンスに優れる。
傍目にはNV40をシュリンクし、パイプラインとメモリバスを半減しただけの製品に見えるが、実際は0から設計された新コアなのでNV40の流用コアではない。
性能はATIのRadeonX700と同等で、共に低発熱であるが、値段がGeForceのほうが安いのでこちらのほうがバランスがよいと思われる。
高クロック版のGeForce6600GT(コア:500MHz メモリ:500MHz)とGeForce6600(コア:300MHz メモリ:350MHz)の2製品と、6600と同クロックでピクセルパイプラインをソフトウェア的に半減したGeForce6200(NV43V)がある。
GeForce6600GTにはAGP版も発売されている。また、GeForce6200はツールによってパイプラインを4本→8本にしてGeForce6600と同等の性能にすることもできる。
消費電力(3DMark05 Game3/X-bit labs調べ)
6600GT(47.8W)
- GeForce 6200(NV44)
NV43のピクセルパイプラインを最大4本とした廉価版モデル。
NV43Vと違い、ソフトウェア的にピクセルパイプラインを半減させたものはないので、ツールによってGeForce6600と同等にすることは出来ない。また、NV43Vの生産はコストの安いNV44へ移行した。
メモリバスは128bitと64bitのものが混在している。インターフェースはPCI Expressだが、変換ブリッジを利用したAGP対応のものもある(NV44A)。
6200シリーズには、6200TC(Turbo Cache)という製品がある。6200TCはオンボードメモリを減らした廉価版で、大容量のビデオメモリを必要とする時にはメインメモリから確保する。よってメモリの最大容量は128MBか256MBとなる。
実際にビデオカード上に搭載されるメモリは16MB〜64MBになる。
また、6200TCにはメモリバスが64bitのものと32bitのものが存在する。
通常版のGeForce 6200(コア:300MHz メモリ:250MHz)と廉価版となる6200TC(コア:350MHz メモリ:350MHz)が存在する。
- GeForce 7800(G70)
NV40に置き換わるNVIDIAのハイエンド向けビデオチップ。NV40シリーズの強化モデルにあたる。
NV40と比べ、ピクセルパイプラインが24本、バーテックスシェーダーユニットが8に増えている。また、ROP(レンダバックエンド)ユニットは16であり、製造プロセスも0.11μmとなっている。トランジスタ数も3億を超えている。
シェーダーエンジンの「Cine FX」、アンチエイリアシング技術の「IntelliSample」もそれぞれバージョンがあがり、高速化や拡張が行われている。
PCI Expressである点、メモリバス256bitのGDDR3である点、DirectX9対応である点は変わっていない。また、NV40でも使用できるSLIも当然使用できる。
NV40より細かなプロセスを採用しているが、消費電力と発熱は今まで以上に大きいようである。最大で100W〜110Wとも言われている。
消費電力の増大にともない、電源は最低400Wは必要だと言われている。
NV30〜NV40の間に続いた、2スロット(直下のPCIスロット)を占有する大型のクーラーではなくなり、1スロットしか使わないつくりになっている。
発表から2日で発売されたが、発売されたのはGeForce 7800GTX(コア:430GHz メモリ:600MHz)だけである。その他に7800と7800GTが発売される予定である。
発売直後(2005年6月下旬)で値段がGeForce6800 Ultraとさして変わらず、性能が高いので6800と比べると非常にコストパフォーマンスが高い。
<追加情報1>
2005年8月に、7800GTXの廉価版である、GeForce 7800GT(コア:400GHz メモリ:500MHz)が発売された。7800GTXとくらべ、ピクセルパイプラインが24本から20本へ減らされている。その他のスペックは7800GTXと変わらない。発売時で値段が5万円前後であり、7800GTXと比べても非常にコストパフォーマンスが高い。
<追加情報2>
後にGeForce7800GTXのメモリ512MB版が発売された。これはメモリが512MBに増えただけでなく、コアクロックが550MHz、メモリクロックが750MHzにそれぞれクロックアップされている。
しかし性能が上がっているが消費電力も増大しており、PC全体で最低450W電源が必要になるとされている。消費電力は100〜110Wとされている。
また、AGP対応のGeForce7800GS(コア:375GHz メモリ:600MHz)の製品も発売された。この製品はピクセルパイプライン16本、バーテックスシェ−ダーユニット6つであり、AGP版6800GTと同じだがクロックが向上している。
また、7800GSには2つのオーバークロックタイプ(コア:460GHz メモリ:675MHz)と(コア:440GHz メモリ:650MHz)が存在する。
また、後に0.09nmプロセスで製造された7800GSも発売された。
消費電力(3DMark05 Game3/X-bit labs調べ)
7800GTX(80.7W)、7800GT(56.7W)
- GeForce 7900(G71)
G70の後継でGeForce7シリーズの最上位GPU。
基本的な機能、スペックははG70と同じで、内部アーキテクチャは変更されていない。
ただし、製造プロセスが0.11μmから0.09μmへシュリンクされ、コアクロックが向上している。それに伴い、ダイサイズもG70の半分強に縮小されている。
ダイサイズが縮小されたのと同時にトランジスタ数も3億強から2億8千万弱へ減らされている。
G71ではピクセルシェーダーユニットとバーテックスシェーダーユニットの動作クロックが異なる「マルチクロックドメインデザイン」が採用されている。7900GTX(ピクセル:650MHz バーテックス:700MHz)、7900GT(ピクセル:450MHz バーテックス:470MHz)となっている。
新機能として4つのGPUを平行に動作させるQuad SLIが実装された。
このQuad SLIは2枚のビデオカードを1組に重ねた構造のカードを2枚使用する。よって使用するPCI Express×16スロットは2つとなる。また、SLI向けのカードを使用することは出来ない。
1つのカード上の2つのGPUは専用のチップを介してPCI Express×48相当のバスで接続される。
製造プロセスがシュリンクされ、ダイサイズも縮小しているがG70と比べて消費電力は上がっている。ピーク時消費電力は100W以上である。
G71には高クロック版のGeForce7900GTX(コア:650MHz メモリ:800MHz)と低クロック版のGeForce7900GT(コア:450MHz メモリ:660MHz)の2つがラインナップされる。
7900GTXには2スロット占有タイプで、7800GTX 512と同じクーラーが採用されている。7900GTは1スロットタイプでボード端末に外部電源端子も備えている。
また、ブラケット部は共にDual Link対応DVI×2とHDTV出力対応ビデオ出力端子となっている。
<追加情報1>
後に、1枚でSLI構成を実現し、2枚使用でQuad SLIに対応する7950GX2が発売された。この7950GX2は親基板+子基板という構成になっており、使用するPCI Expressスロットは1つになる。
7950GX2はコアクロック500MHz、メモリクロック600MHzである。その他の1GPUあたりのスペックは7900GTXと同じ。ただし、2GPUなので全体では2倍となる。メモリも1GB対応である。
また、カードは2枚重ねたような構造になっているのでもちろん2スロット必要となる。
<追加情報2>
さらに、7900GTの上位にあたるシングルコアの7950GT(コア:550MHz メモリ:700MHz)と7900シリーズ最下位の7900GS(コア:450MHz メモリ:660MHz)も発売された。
7950GTは7900GTよりクロックが上昇し、さらに対応メモリ容量も7900GTの256MBから512MBへ増加した。その他のスペックや機能は7900GTと同じ。
7900GSはクロックは7900GTと同じだが、ピクセルシェーダーが20、バーテックスシェーダーが7へ減少している。その他のスペックや機能は7900GTと同じ。
7950GT、7900GSともにオーバークロック製品がある。さらに7950GTにはファンレスの製品も存在する。7900GSは価格帯がミドルレンジに近いため、コストパフォーマンスが高い。
消費電力(ピーク時最大消費電力)
7900GTX(120W)、7900GT(82W)、7950GX2(143W)
- GeForce 7600(G73)
GeForce7シリーズのミドルレンジ向けGPU。発売から1年半以上も現役であったGeForce6600/6600GTの後継チップ。
基本的にはG70(7900)をベースに作られており、アーキテクチャはG71と同じ。コア/メモリクロックやシェーダーユニットや一部の機能などが削減されている。
ピクセルパイプラン及びピクセルシェーダーユニットはG71の半分の12、バーテックスシェーダーユニットは5、ROPユニットは8、メモリは128bitバスのGDDR2/3、製造プロセスは0.09μm。インターフェースはPCI Express×16だがAGP版も用意される。
SLIはサポートされているが、G71に搭載されている新機能「Quad SLI」は物理的にサポートされていない。
また、G71では2系統あったDula Link DVIは1系統に制限されている。
G71ではピクセルシェーダーユニットとバーテックスシェーダーユニットの動作クロックが違ったが、G73では両方同じクロックで動作する。
G71と同様、製造プロセスが縮小されたことで消費電力が少なくなり、GeForce6600GTの時には必要だった補助電源コネクタによる給電は必要なくなった。
G73には高クロック版のGeForce7600GT(コア:560MHz メモリ:700MHz)と下位モデルの7600GS(コア:400MHz メモリ:400MHz)が存在する。7600GTにはGDDR3、7600GSにはGDDR2メモリが採用されている。共に容量は256MBである。
7600GSにはクロックを抑えることによる低発熱化によって、薄型のヒートシンクでのファンレス化された製品が多く存在する。リファレンスカードもファンレスになっている。
下位モデルの7600GSがATIのミドルレンジの上位モデルのRadeonX1600XTを少し下回るぐらいの性能であり、さらに消費電力・発熱も少ないので両モデルともに全体的なパフォーマンスが非常に高い。
ブラケット部にはDVI×2とHDTV出力対応のビデオ出力端子となっている。
消費電力(ピーク時最大消費電力)
7600GT(67W)
- GeForce 7300(G72)
GeForce7シリーズのローエンド向けGPU。基本的にはGeForce6500/6200の後継チップ。
プロセスが7800より細かい0.09μm、インターフェースはPCI Express、メモリはDDR2/3に対応し、最大512MB搭載できる。
ただし、ピクセルシェーダーユニット及びバーテックスシェシェーダーユニット、メモリバス、ROPユニットはシリーズによって大きく変わる。
このシリーズにはファンレスやロープロファイル対応のものも存在する。
ローエンド向けであるが、7800のShaderModel3.0やIntellisample4.0、動画の再生支援や高画質化を行うPureVideoなどの機能は基本的に同様である。
一部の製品にはGeForce6200に搭載されていたシステムメモリの一部をビデオメモリとして使用するTurboCashe技術も搭載されている。
ローエンド向けではあるが、次世代WindowsのWindowsVistaにも対応する。
GeForce7300シリーズには、最上位の7300GT(コア:350MHz メモリ:333MHz)、廉価版の7300GS(コア:550MHz メモリ:405MHz)、最下位の7300LE(コア:450MHz メモリ:333MHz)がラインナップされる。また、7300GSにはコアクロックが350MHzや325MHzの製品もあるので注意が必要。
最上位の7300GTには、7600シリーズと同じコア(G73)が採用されている。7300GS/LEにはG72コアが採用されている。よって7300GTは7600シリーズの最下位モデルとも言える。
コアが違うので仕様も違う。GTではメモリバスは128bit、ピクセルシェーダーユニット&パイプラインは8、バーテックスシェーダーユニットは5、ROPユニットは8であるが、GS/LEはメモリバス64bit、ピクセルシェーダーユニットは4、バーテックスシェーダーユニットは3、ROPユニットは4となっている。
また、G73コアである7300GTはSLIに対応している。G72コアのGS/LSではSLIには対応していない。
実質7300GTと7600の違いはピクセルシェーダーユニット数とクロックのみであり、非常にコストパフォーマンスが高いといえる。
◆ XGI(SIS)
過去〜現在のビデオチップ
SIS 6326→SIS 300→SIS 305→SIS315→Xabreシリーズ→Volariシリーズ
SIS〜Volariシリーズ内の性能(自己判断によるおおよその性能)
VolariDuo V8 Ultra > Volari V8 Ultra > Volari V8 > VolariDuo V5 Ultra > Volari V5 Ultra > Volari V5 > Xabre600 > Xabre400 > Volari V3 > Xabre 200 > SIS 315 > Xabre80
- SIS 315
ハードウェアT&Lを搭載し、DirectX7に対応した製品。メモリバスは128bitで、DDRにも対応、メモリは最大128MB搭載可、AGP 4×。SISのグラフィック統合チップセットに搭載されているグラフィックはSIS315相当のものになる。
2Dは十分に高速であり、画質もよい。中でも、JoytechとTriplex製のカードは画質がよい。
3D速度は搭載されているメモリによって変わるが、あまりない(GeForce2MX程度)。
3Dがほとんどいらず、2Dしか使わない人向け。発熱が少なめ。値段がかなり安い。しかし、かなり昔のチップなのであまりおすすめしない。
通常版のSIS 315(コア、メモリ共に166MHz)、廉価版のSIS 315E(コア、メモリ共に143MHz)が存在する。これらにはメモリバスが128bitのものと64bitのものが混じっているので注意が必要。
- Xabreシリーズ
PixelShader1.3とVertexShader1.1によってDirectX8.1に対応した製品。メモリは128bitのDDR、ピクセルパイプラインは4本、製造プロセスは0.15μm、AGP8×。ちなみにXabreは「セイバー」と読む。
画質は良好。中でもTriplex製のカードが品質、画質がよい。
VertexShaderUnitが搭載されておらず、CPUによるエミュレートであるため、Shaderが低速で3D性能はGeForce 4MXやRadeon 7500並み。しかし、ベンチマークソフトによって性能にばらつきがある。
クロックの違いによってXabre 400(コア:250MHz メモリ:250MHz)とXabre 200(コア:200MHz メモリ:166MHz)、メモリバスが64bitでAGP4×までのXabre 80(コア:200MHz メモリ:166MHz)が存在する。
後に0.13μmにシュリンクされ、高クロック化されたXabre 600(コア:300MHz メモリ:300MHz)が登場した。
値段が出た当初から安く、現在ではXabre400が5000円ぐらいで売られていたりする。よって、安くて画質のいいカードがほしい人向け。
- Volariシリーズ
PixelShader2.0とVertexShader2.0によりDirectX9に対応した製品。デュアルコアを前提とした設計でATIとNVIDIAの2強に対抗する。
メモリは128bitのDDRもしくはDDR2に対応、ピクセルパイプラインは8本(ただしPixelShaderユニットは4)、製造プロセスは0.13μm、AGP 8×とPCI Expressの両方に対応する。
現在国内では最上位モデルの「Volari Dua V8 Ultra」しか販売されていない。このモデルはファンが2つあり騒音が大きい。また、外部電源が2つ必要となる。
ドライバの完成度が低く、デュアルコアよりシングルコアのほうがベンチマークスコアがいいときもある。また、ベンチマークソフトによってスコアが大きく変わる。
デュアルコアにはパイプライン8本×2のVolari Duo V8 Ultra、パイプライン4本×2のVolari Duo V5 Ultraがある。
シングルコアにはVolari V8 Ultra、V8 Ultraの低クロック版のV8、パイプライン4本のV5 Ultra、V5 Ultraの低クロック版のV5、DirectX8.1までの対応でパイプライン2本のV3がラインナップされる。
クロックは〜Ultraがコア350MHz、メモリ375MHz(DDR)/500MHz(DDR2)。V8、V5がコア300MHz、メモリ325MHz(DDR)/450MHz(DDR2)、V3がコア200MHz、メモリ300MHzでメモリバスが64bitにも対応する。
3Dの性能はV8がRadeon 9600XT、GeForce 5700 Ultra程度、V5がRadeon 9600、GeForce 5700程度、V3がGeForce 4MX程度と思うが、ソフトによる得手不得手が激しいので一概には言えない。
正直、あまりおすすめは出来ないチップであるが、マイナーなものがほしい人はどうぞ。
また、のちにサーバー向けに2D表示に特化したVolari Z7も発売された。この製品は表示機能を2Dに限定するなど機能が絞られている分、発熱・消費電力が少なく、値段も安くなっている。
Volari Z7のスペックは、製造プロセスは0.18μm、コア/メモリクロックは166MHz、32bitのDDR/DDR2/GDDR3メモリを最大256MB、インターフェースはPCIのみをサポートする。出力コネクタはVGAのみで、LowProfileにも対応する。また、発熱が非常に少ないため、ヒートシンクすらついていない、つまりヒートシンクレスである。
◆ Matrox
過去〜現在のビデオチップ
Millennium→Millennium U→Mystique→Millennium G100→Millennium G200→Millennium G400→Millennium G450→Millennium G550→Parhelia-512
Millenniumシリーズ内の性能(自己判断によるおおよその性能)
Parhelia-512 > Millennium P750 > Millennium P650 > Millennium G400 MAX > Millennium G550 > Millennium G400 > Millennium G450 > Millennium G200
- Millennium G400
前作Millennium G200の大幅改良品で出た当時での3D性能はトップクラスだった。
128bitのSDRAMメモリを最大32MB、AGP 4×、製造プロセスは0.25μm、DirectX6世代のGPUになる。
2D画質は以前から定評があり、くっきりはっきりした画質である。高解像度でも文字が滲むこともない。しかし3D性能はRiva TNT2を上回るくらいなので現在ではほとんどないに等しい。しかし、強力なバンプマッピング機能を持つ。
DACを内蔵だが、外付けを併用することによってDualHeadというデュアルディスプレイ機能を持つ。この機能は他社の物と違い、Windows2000下で別解像度による独立画面を保持することが出来る。また、TV出力の画質もVGAとしてはかなりよい。
DualHeadには他のアプリケーションを操作しつつ、動画ウィンドウだけをフルスクリーンで二つ目のモニタに映し出すことができる(DVDMaxと呼ばれる)。しかし、現在では他メーカーも似たような機能を持つ。
出た当初はドライバの完成度が低く、不安定だったが現在ではドライバがかなりこなれているので安定している。
通常版のMillennium G400(コア:125MHz メモリ:166MHz)と高クロック版のG400 MAX(コア:150MHz メモリ:200MHz)が存在する。
- Millennium G450
MillenniumG400をマイナーチェンジした廉価版のチップ。基本的な機能はG400とほぼ同じ。
AGP 4×/PCI、メモリバスは64bitでDDRにも対応、搭載メモリは16or32MB、製造プロセスは0.18μm、G400と同じくDirectX6世代のGPU。
64bitのDDRを使用しているため、性能は128bitSDRAMなG400よりも低い。2Dの32bitカラー時のIEのスクロールなどでカクついたりする。
従来の製品と同じようにくっきりはっきりした鮮やかな発色で画質もよい。また、TV出力の画質もよい。
G400と違い、DACを2つ内蔵しているので単体でデュアルディスプレイができる(DualHead)。また、内蔵セカンダリDACはTV出力もできる。DVDMax機能も持っている。
コア、メモリクロックともにMillennium G400と同じだが、DDRでなく64bitのSDRAMも使われているので注意が必要。
- Millennium G550
Millenium G450を元に高速化と機能強化を図った製品。一応ハードウェアT&Lを搭載している。しかし、ハードウェアT&Lは一般のアプリケーションでは有効にならない。
AGP 4×、64bitのDDR SDRAMを16〜32MB、製造プロセスは0.18μm。
ファンレス製品であり、発熱量は少ない。3D性能はG450よりは上だがG400ちょいぐらいなのでゲームなどには全く向かない。2Dの画質は以前と同じくよい。
G450と同様に体感で感じるほどに2Dでも遅い。IEのスクロールを遅く感じるほどである。
DualHead機能の動作速度が改善されており、Windows 2000などの特定の環境下のデュアルディスプレイでは重宝される。
DVIを2系統出力する(DualDVI)ことができ、当時は安くDualDVIが出来るものがG550しかなく、かなり画期的な機能だった。
コアクロックは125MHz、メモリクロックは166MHzである。
また、後にPCI Express×1対応のMillennium G550 PCIeも発売された。
- Parhelia-512
世界初の512bitGPUとされるチップで、512bitのメモリコントローラーを持つが実際のメモリバスは256bitである。最大メモリ量は256MB。
PixelShader1.3とVertexShader2.0によって、DirectX9.0に一部対応。ハードウェアT&LはVertexShaderでエミュレートする形となっている。
AGP 4×/PCI、ピクセルパイプラインは4本、製造プロセスは0.15μm。
RAMDACを3つ内蔵し、そのそれぞれがRGB各色を10bitで処理できる。これによって最大10億色の表示に対応している。3つのRAMDACによってトリプルディスプレイ機能を持つが、3つの解像度を別々に扱うことは出来ず、ワイドディスプレイモードになる。デュアルディスプレイ時は解像度を別々に扱うことが出来る。
画質は以前と同じくよく、3Dの描画品質もよいとされる。TV出力時の画質が相変わらずよい。
3D性能はRadeon8500やGeForce4Tiに及ばない程度で、他のDirectX9世代のGPUと比べるとかなりの性能差がある。
ドライバは機能や速さというよりはとにかく安定性を重視した作りになっている。
FR(FirstRelease)版とバルクとリテール版でクロックが違う。FR版とバルクのクロックはコア200MHz、メモリ250MHzで、リテール版はコア220MHz、メモリ275MHzとなっている。
いまだに値段が高く(特にPCI版)、性能もいまいちなのであまりお勧めはしない。どちらかというと、医療やCADなどでよく利用されるカードである。
また、後にPCI Express対応となったParhelia APVeも発売となった。
- Parhelia LXシリーズ
Parhelia-512の廉価版のチップで、メモリバスとShaderユニットが半分になっている。
スペック的には128bitのDDRを64MB、ピクセルパイプラインは2本、AGP 8×、対応APIはDirectX8.1、製造プロセスは0.15μm。
Parhelia-512と違い、400MHzのRAMDACを2つ内蔵する。
Parhelia-512と同じく、RGB各色を10bitで処理でき、最大10億色の表示に対応している点や、その他の基本的な機能はParhelia-512と同じである。
新たな機能として、独立した2系統のDVI出力のデュアルディスプレイ表示時(デュアルDVI)、モニタごとに異なる解像度、リフレッシュレートで表示が可能がある。
トリプルディスプレイに対応しているMillennium P750と、デュアルディスプレイまでの対応のMillennium P650があり、P650はファンレス仕様である。また、P650にはTV出力機能も削られている。
3D性能はローエンド並みであるため、ゲームなどに使うのには向かない。2D画質はよいので2Dしか使わない人向け。しかし、同じ値段でATIやNVIDIAのミドルレンジのカードが買えるため、Matrox独特の色合いや画質に魅力を感じる人以外にはあまりおすすめしない。
また、後にPCI Express対応となったMillennium P650 PCIe 128も発売となった。
またPCI Expressの製品で、4ディスプレイに出力できる製品も発売した。これは、出力が独自コネクタとなっており、これを付属ケーブルでDVI×4に分岐するというもので、必要に応じてさらにVGA×4にすることもできる。ただし、出力はすべてDVIかVGAにする必要があり、DVIとVGAの混在はできない。